医療法人明和病院

医療機能評価機構認定病院、臨床研修指定病院、兵庫県がん診療準拠点病院

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明和病院 ブログ

臨床研修修了おめでとう!

2018年3月26日

先日、2年間の臨床研修期間を
無事完走した 2年目の研修医4名に対して
臨床研修修了証の授与式が行われました。

副院長で研修管理委員会の委員長であるY先生も見守る中、
1人ずつ院長先生から臨床研修修了証を受け取りました。

思い起こせば2年前、、、、

私が卒後臨床研修の担当になったのも、
ちょうど同じ時でした。
あの時は何もかもが分からなくてしんどかったなぁ。。。

研修医担当としての初仕事で寮の見学に同伴することになり、
国家試験に合格したばかりのF先生に、
 
“F先生、初めまして、臨床研修の担当になったNです”

と挨拶をすると、
  『先生』と呼ばれ慣れていないF先生は、むず痒そうな顔をしてたっけ(笑)
つい昨日のようです・・・

それから2年間
 彼等4人と一緒に走り続けてきました。

昨年から研修を始めた1年目の研修医は
 2年目の研修医に、それはもう大変世話になりました。

ある日の1年目のT先生との会話・・・

 N :『2年目の送別会、内々でやる?』

T先生:『やりましょう!やりましょう!』

 N :『どこがいい?』

T先生:『そりゃぁ、やっぱり『P』でしょう!!!』

おぉっっ!!!!

この辺りで『P』と言えば、
超高級なお肉を取り扱うステーキハウスです。

T先生が『P』と言うには理由があります。

研修医達がまだ医学生だった頃、
明和病院の研修医採用試験が近づくと、
院内で病院説明会を開催します。
その説明会の後の懇親会が、例年『P』で行われ、
当時の1年目(今の2年目)の研修医と交流を深めた
思い出の場所だからです。

全ては『P』から始まり、

そして今回、最後を『P』で飾る。

そう思ったのでしょう。

しかし問題がひとつあります。

・・・・・ご予算です(汗)

 N :『いいけど、1年目と僕の5人で2年目を含めた9人分
     払うんだよ、みんな予算大丈夫?』

するとT先生は言いました。

T先生:『当たり前ですよ、それくらい1年目全員、無理してでも出しますよ!
     それ以上にお世話になったんですから!!』

かっこい~~! 男気だなぁ!

事前に予約を入れて、
 送別会当日の『P』に、研修医全員と、私を含めた9人が集まりました。

予想はしていましたが、、、
・・・いや、予想を遥かに越えてきました!!

先ずは“せいろ蒸し”

薄切りにされた最上級のお肉がお野菜の上に横たわっています

 

お野菜が完全に隠れてます(汗)
(しかも!このせいろが3枚出てきました!!)

これを蒸し上げ、特製のポン酢で頂くと、
それはもう!!至極の美味しさです!!!

更にシェフがステーキ用のお肉を持って
現れました。

そして我々に言った一言は、

シェフ:『最高級のシャトーブリアンです』

シャトー・・・・シャトーブリアン(驚愕!)!!!
(なんだか知らない人は、グーグルかsiriに聞いてね)

まぁ、写真見せちゃろう!!

こんな綺麗なお肉には、滅多にお目にかかれません
余分な脂身は綺麗に削ぎ落とされ、芸術品のようです!
なんせ9人分ですから、ボリュームだってすごいから
見応え十分!食べ応え十分!!

美味しい食事とワインも飲みながら
最後のデザートに差し掛かったとき・・・・

2年目のS先生がスッと横にやってきて、
小さな紙袋を私に差し出しました。

S先生:『Nさん、これ!お世話になったんで・・・』

なになになになに!!!
小さな紙袋の中には、更に小さな箱包みが入っています。

リボンのかかった小さな箱をそっと開くと、
そこには一組の“カフスボタン”が(驚!)

私は普段からダブルカフスのシャツを愛用しており、
毎日カフスボタンをつけています。

びっくりしたのと、
あまりの嬉しさに熱いものがこみ上げてきました
そして何より、彼等との心の繋がりを強く感じました。

2年目が言いました
『この2年間、いろいろあったけど、ホンマ楽しかったです!』
 
この一言で、全ての苦労が報われます
 
これからみんな、専門領域に入っていよいよ大海に漕ぎ出しますが、
自分達が初めて漕ぎ出した明和病院という港を
どうかいつまでも忘れないでください。



カフス、一生の宝物にします♪

楽しい2年間をありがとう!


臨床研修事務担当 N

※臨床研修医の採用情報
 http://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
 ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
 特に見学したい内容、などを明記の上、
 t.nakayasu@meiwa-hospital.com (総務勤労課 中安)
 までご連絡ください。

3月15日 22時 @甲子園

2018年3月16日

3月も半ばに差し掛かると、
いよいよあちらこちらの部署で送別会が開催されています。

昨日は、研修医の生活において、
大きなウエイトを占めているERと、
研修管理委員会の合同送別会が
甲子園駅前の居酒屋さんで開催されました。

副院長のH先生やY先生、
ERのFセンター長を筆頭に看護師さんや事務を含め
総勢21名の参加で行われました。

今回は2年目の研修医4名のほかに、
看護師のT主任さん(♂)も4月から病棟への異動が
決まっており、
頼り甲斐のあるお兄さんがいなくなってしまうことに
みんな残念な思いを募らせていました。

研修医にとってERは、
研修生活最初の大きな試練であり、
ライフワークであり、
身体的にも大きな負担になりますが、
その分、大きく成長させてくれる場でもありました。

最初の頃はルートを取る手が震える研修医の後ろから
母(もとい!お姉さん)のように
 そっと手を添えて手ほどきをしてくれたそうです

それだけに研修医とERの看護師さんとの結びつきは強く
送り出す側の感慨もひとしお。

無事に巣立ってくれることを
心から喜んでいました。

最後にERを巣立ってゆく一人ひとりが挨拶をして
花束を受け取ってお開きとなりました。

残り少なくなったERでの業務を
周囲で支えてくれた皆さんに感謝の気持ちを持って
こなしていってください。


臨床研修 事務担当 N

※臨床研修医の採用情報
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CPC in English

2018年3月13日

明和病院ではCPC(臨床病理検討会)を
2年目の研修医が発表する際には英語で行っています。

昨年10月に続く今年度3回目のCPCは、2年目の研修医2名が発表しました。

【たこつぼ心筋症の1例】
  F先生

    
【免疫チェックポイント阻害薬使用中に急変した肺癌の1例】
  N先生

緊張しながら英語でのプレゼンテーション。
そして、発表後には英語で質問が飛んできます!

しかしそこはいつも通り、
発表者の研修医が英語の質問の趣旨を理解できているかどうかを
探りながら丁寧に質問してくださいます。

更に今回は、兵庫医大の病理の先生に
スライドや原稿の作成に大変お世話になりました
心から感謝です!!

そして今回も無事に発表を
終えることができました。

N先生、F先生、
お疲れ様でした!


臨床研修 事務担当 N

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複雑な時期

2018年3月8日

臨床研修を取り巻く環境の中で
3月という時期は
なかなか複雑。

2年目の研修医は、
今までサボっていた研修レポートにやっと本腰を入れ始め
怒涛の勢いで仕上げていく。
(やれば出来る子達なんだけど、
 何で毎年ギリギリになってからやるんかなぁ。。。)

ハンコで一杯になった一人ひとりの研修医手帳を眺めていると、
やっぱり寂しくなるんだよね。。。

あぁ、とうとうこの時期が来ちゃったな、、と。

2年間、ほぼ毎日顔を合わせて、
楽しいことも辛いことも一緒に乗り越えて、

ある時は個人的な相談に乗り、
ある時は誰にも話していない秘密をそっと打ち明けてくれたり、
ある時は険悪な空気が流れたこともあるし、
ある時は皆で腹を抱えて笑ったり、
一緒に旅行にも行ったし。

彼らの親よりは年が近いけど、
兄弟よりは年が離れている不思議な距離感の中で
めっぽう手がかかったけど、
手がかかるほどかわいいというのもやはり一理あり、
思えば私も充実した時間を過ごさせてもらったと思います。

そして一方では、

国家試験の発表が間近に迫る中、
国試が終わってから卒業旅行で
あちこちに飛んで回る学生を何とか捕まえて
寮の見学や部屋の割り振り、
4月のオリエンテーションや
研修スケジュールの話をしてゆく。

今まで(長い子で)2年近く付き合いのある学生が
ようやく研修にやってくるというワクワク感で
自ずとテンションも上がってくる!

そんな両極端の複雑な気持ちを抱えながら
春の訪れを待っています。

今朝、病院の近くの公園で、
早咲きの桜が花を咲かせました。

全国に沢山の桜が咲きますように。。。


臨床研修 事務担当 N

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さぁ!頑張って行っておいで!!

2018年2月7日

このブログは、
『明和を研修病院の候補にしようかな・・・』と
 考えている学生さんに向けて、
明和の研修医とその生活を
少しでも知ってもらいたいという思いで始めました。

いつも好き勝手に書きたい放題書いているブログですが、
今回は、春から明和病院で研修予定の
5人の医学生に向けたメッセージです。

いよいよ今週末の2日間
医師国家試験を迎えます

初めて出会ったのはいつだったかな?
企業の開催するフェア、
病院見学、病院実習、
長い人では、もう2年近く経つ人もいるんだね。

縁があって出会い、沢山話をして、
少しずつ理解を深め、
明和病院で臨床研修をする道を選んでくれました。

それと同時に、
この春からの2年間、
私も全力で育てると心に誓いました。

今はまだ近畿から中国、四国地方まで散らばる君達ですが
昨年秋に瀬戸内海の島で全員集まって、
『一緒に頑張ろう!!』と話した時を思い出してください。

君達には、既に苦楽を共にできるチームの仲間がいます。
新しい生活と、医師としての第1歩に向けて、
 一緒に、試験の2日間を乗り切ってください!

さぁ!頑張って行っておいで!!!!!


君達の国試突破を心から祈っている
臨床研修 事務担当 N

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津波避難訓練

2018年2月4日

明和病院は西宮市の海沿いに位置していて、
地域防災計画によると、南海トラフの地震が発生した場合、
西宮市では震度5弱~6弱、
津波が発生して、第1波は地震発生から90~110分で到達し、
1m規模の津波の到達時間までは112分と予想されています。

更に、地域の高低差や建物の立地などを考慮した
ハザードマップによれば、明和病院周辺でも
30cm程度、水に浸かってしまうそうです。

では、津波が押し寄せて来るまでの2時間の間に
病院は一体何をすべきか。

津波が到達すると病院の1階や地下のフロアは
水に浸かってしまいます。
日中であれば職員の数も多く、
1階の患者さんを2階以上のフロアに避難誘導するのに
2時間という時間は十分かもしれません。

しかし、
もし地震の発生が、人員が手薄の深夜であったら・・・

ごく小数の職員が1階にいる患者さんを避難させねばなりません。
自力で歩ける患者さんは各自で階段を上がってもらい、
自力で歩けない患者さんを限られた人数のスタッフ総出で避難させることになります。

短時間で慌てず効率よく行動するために、
我々は、何をすべきかを簡潔に記載した内容を
手のひらサイズにパウチしたアクションカードを作りました。

これがあることによって現場の混乱を
少しでも抑えることができます。

さて、患者さんを運ぶ方法ですが、
意外と知られていないようですが、
最近は『担架』は使いません。

私達も西宮市消防局の救急隊員さんに教えていただいたのですが、
患者さんの避難に必要なものはひとつだけ。
それは『患者さん1人に1枚のシーツ』。

シーツは入院患者さんであれば誰でもベッドにシーツが敷かれているので
特別に用意する必要がありません。

まず、同じフロアを移動する場合、
患者さんはシーツに横になり、手を胸の辺りで組む。
次にシーツで患者さんをくるんで頭側のシーツをねじって絞る。
そして、

一気に引くと、不思議なことに患者さんがどんなに大きな人でも
“ス~~~”っと軽く引っ張れてしまいます!

これで、たった一人の職員が同じフロアであればどこまででも引いていけるし
意外と引く力も必要ない。因みに、段差のないフロアをいくら引いても
患者さんは痛くも痒くもない。

こうして沢山のシーツにくるまれた患者さんが階段の前に集められます。

次に、患者さんの頭側と足側の両サイド、計4人が
外側からシーツをクルクルと巻き込み持ち上げる。
コツは、患者さんの体のギリギリまで巻き込むこと、
こうすることで患者さんの体がブレずに安定します。

そして、階段を上がる。

では、現場をお見せしましょう!!

ERには当直中の上級医と研修医。
※ リアルに当直中の外科K先生と研修医1年目のS先生

開始直前にER看護師長のS師長から概要の説明を受けます。

ERの前では既に患者さん役が待機中
寒い中、床に寝かせてしまってゴメンね!!

訓練開始とともに、先生と看護師さんは被害状況を確認して
患者さんのもとに駆け付けます

そして、次々にシーツにくるまれて
廊下を引っ張られていき、階段の下に集められます。
患者を引っ張る(4秒間動画)

階段の下まで来ると、シーツを持ちかえて
4人で搬送開始です!

持ち上げてみると4人で持っても意外と重いことにも
気がつけるはず

コーナーにも気を付けて慎重に階段を上がります。

無事に2階に到着!

これで1人目完了!
さぁ!2人目を助けに行こう!!!

その頃・・・
同じく1階のフロアにある病棟、北1病棟でも
ERよりはるかに大人数の動けない患者さんを救うべく、
看護師さんたちが奮闘していました

この時、階段の下で患者さんを持ち上げた看護師さん4人、
持ち上げたその瞬間!!
示し合わせたわけでもないのに同時に、
『重っっっっ!!!』
と叫びました!!!

それを聞いた私の足元で横たわっている患者さん役の女の子、
『私の時にあんなん言われたら嫌や~~~!!』
と、半泣きになっていました。
こんなところで乙女心を傷つけてはいけません。。。

 途中からはERの患者さんの搬送を終えた先生方も加わり、
一気に作業が加速します!!!

全ての患者さんが搬送できたら
災害対策本部に報告!!
ここで先生は医師の助けを必要としている病棟を確認します

訓練はここまで!!

実際の患者さんの数より少ない訓練でしたが
その時間、なんとたったの15分!!!

ERの上級医のK先生の的確な指示と声出し、
北館1階病棟で、指示出しに徹したリーダーさん、
その指示に従い、粛々と行動するスタッフ、

そのすべてがリンクして
6回目となる訓練は無事に成功しました。

初めての訓練は本当にグダグダだったことを覚えています。
しかし我々はその中から、ひとつひとつ問題点を洗い出し、
改善し、次の年の訓練に反映してきました。

病院という職場は、医師も看護師も入退職が多いので、
毎年少しずつ改良を加えながら毎年何度も同じ訓練を繰り返します。
こうして新しく入職した職員にも体験してもらうことで
いざという時に滞りなく動けるよう備えています。

本来、必要にならないに越したことのない知識と経験。
でも、いつかは必ず必要になる知識と経験。

ことしもつないでゆくことができたと思います。

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基本的臨床能力評価試験

2018年1月30日

日本医療教育プログラム推進機構(JAMEP)が主催する
「基本的臨床能力評価試験」というものがあります。

明和病院では昨年に引き続き
1年目の研修医4名が試験を受けました。
(このために外病院で研修中のH先生も召還され、
 久し振りに1年目4名全員が揃いました)

この試験は、研修中の臨床研修医の
客観的な臨床能力の実力を知ることにより、
今後研修病院が力を入れるべき内容を把握し、
研修医の総合的な臨床能力のスキルアップや
臨床研修プログラムそのものの評価に
役立てることを目的としています。

なので、成績によって研修医個人の評価がどうのというものではないし、
月のお給料に影響はありません。
※ これを聞いて4人ともが胸をなでおろしていた。。。おいおい。。

が、、、、
全国各地で同じ試験を実施している他の研修病院と比較できるので、
順位から偏差値まで洗いざらい出てしまいます!!

さて、この試験、
2時間で60問(5択)の問題を解かなければならない。
去年は3時間で100問の設問に答えなければならなかったのに比べると
大分楽になったと思います。
(去年は終わると同時に全員げっそり疲れてはった)

そんな過去の話はよそに、
試験が始まるまでは、みんなのん気なものです。

研修医①『わかんなくなったら「3」選んだら当たるかな』
研修医②『いやいや、「2」「3」「4」のどれかじゃない?
    「4」とか「5」とか確率低そう!』
 N  『・・・・。君ら大丈夫か??
     ほんまに国試通ったんか!!??』

確率の問題にしても頭が悪すぎる会話の内容に頭が痛くなり
試験の結果が思いやられます。。。

しかし、始まってしまえば国試以来の『試験』。
黙々と問題を解いていました。

さて、今年はどんな結果が出るでしょう??
(結構心配。。。)


******『平成30年2月23日 追記 』*****

昨日JAMEPより、「成績通知書」が届きました!!

個別の成績はさておき、
(ん?何で “さておき” なん!?というツッコミは謹んでお断り~)
何と、4人の総合成績が459病院中、92位でした。
この数字だけ見てもピンと来ませんが、
要はトップから20%の位置にいたということ(驚)!!

研修医一人ひとりに封のされた個人の成績表を渡しましたが、

研:『Nさん、全員の点数知ってるんですか~?』
N:『知ってるよ~~(不敵な笑い)』
研:『他の人の成績ってどうでした~?』
N:『自分で聞かんかい!』
 気になるけど聞けないのね~~~(笑)

今回の成績に甘んじることなく、
研修プログラムの更なる充実を図っていこうと思います!


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ERオープンカンファレンス

2018年1月25日

明和病院の明和ホールで
ERオープンカンファレンスが開催されました。

明和病院の医師、看護師、コメディカルに加えて
大勢の方にご参加いただきました。

座長は副院長のH先生。
1年目のS先生と2年目のY先生が
ERに搬送された患者さんについて
症例報告を行いました。

症例報告
 (1)「突然の呼吸苦で搬送となった1例」 1年目S先生
  

 (2)「過換気で搬送となった1例」    2年目Y先生
  

また、近畿大学 救急部の橋本直樹先生にお越しいただき
『研修指定病院におけるERの意義』 と題して
ミニレクチャーをしていただきました。

更に特別講演として、移植関連の演題を2本
ご講演いただきました
 1. 『心停止後角膜移植について』
   兵庫アイバンク 事務局長 渡邊 和誉 先生
 2. 『心停止後腎移植について』
   兵庫医科大学 泌尿器科 教授 野島 道生 先生

明和病院は、脳死下における臓器提供はできませんが、
心停止後の臓器提供は可能であり、
貴重なお話を聞ける機会に恵まれました。


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患者さんになってみました!

2018年1月21日

他人にはどうでもよいことではありますが、
私はかれこれ30年以上の花粉症。
春先になると鼻がムズムズ、グスグス。。
花粉以外にも、ホコリっぽいところや、
何がきっかけか分からないタイミングで
くしゃみと鼻水が止まらなくなります。

そんな事態に備えて数年に1度、鼻の中をラジオ波治療していたので
昨年末にかかりつけの耳鼻科の先生のところに行って来ました。
すると今回は、
『Nさんの場合はそもそも鼻中隔(鼻の奥の左右を隔てている『壁』の骨)が
 曲がっていて詰まり易いから、
 そっちを治してみたほうが良いんじゃないかなぁ』 と。

早速、我が病院の耳鼻科に相談して、頭部CTを撮影してみると、
鼻中隔が見事にグイッと左に曲がっています。

てなわけで、
この際、思い切って明和病院に入院して手術することにしました!

入院日は1月某日、入院してその当日に手術することになりました。

予定では4日間の入院ということもあり、
奮発して個室部屋を希望したところ、
連日ベッドがパンパンに埋まっている中
無事に個室入院が決まりました
毎日ベッドコントロールに苦慮している
看護師のM主任さんのご苦労をお察しいたします。

今回は、
耳鼻科にローテート中の2年目のS先生が手術に一緒に入り、
麻酔科にローテート中の2年目のF先生が麻酔管理のための
気管内挿管をしてくれます。

気管挿管をしてくれるF先生には、
『挿管の時に前歯を折ったり唇切ったりしないでね~』と
さり気なくプレッシャーをかけてみました(笑)

さて、病室に入ると、
師長さんに始まり、病棟の担当の看護師さんや手術室の看護師さん、助手さんが
入れ替わり立ち替わりでやってきてテキパキと仕事をしていきます。

なんせ自分の職場です。
知ってる人である確率の高いこと高いこと。。。

そうこうしていると、廊下で師長さんの声と
もう一人聞き慣れた声が聞こえてきます。。。

師長さん:『Nさんが耳鼻科で入院してるんですよ』
????:『ほぅ、そうか』

!!!・・・・頭の中で、有名な「ダースベイダーのテーマ」が流れてきます・・・・

我が部屋の前でベイダー卿の足音が止まり、
扉の開く音とともに、カーテンの向こうから
ベイダー卿:『きみー、こんなとこで休憩しとんのか~~?』

そうです。ベイダー卿とは、我が病院の大ボス。Y院長先生です。
外科のカンファレンスの後に、患者さんを見舞いがてら
見つかってしまいました。(院長には入院すること黙ってたのに)

院長:『ワシも鼻中隔曲がっとんねんけど、手術する根性がないからしてないねん』
・・・この手術、根性が必要やったんか!??

N:『数日ですけどお世話になります』と頭を下げると
院長:『まぁお大事に~』
と、患者さんに接するお医者さんとしてのお言葉を有難く頂戴しました。

手術開始時刻が迫って手術室に赴くと、
ここにも知ってる面々がすらり。
手術台の上に大の字に横になると、麻酔科のT部長までが〝ぬっ”と上から覗き込んでいます

麻酔の指導を受けてる2年目のF先生も脳波を測定するシールを
額にペタペタと貼っていきます

やがて麻酔がかかり始めると、
目の前がボンヤリしてきます。。。
意識があるうちはパチパチと瞬きをしていたのですが
そんな時間も一瞬にして過ぎて意識を失いました・・・・

無事手術が終わり、2時間くらいは意識がボーっとしていましたが、
それも回復したころには研修医だけでなく
形成外科の先生達も覗きに来てくれました!!

術後は鼻の中にギッシリ圧迫止血のガーゼが詰め込まれて
口でしか息ができないため飲むのも食べるのもひと苦労。
鼻に当ててあるガーゼを晩ご飯の卵スープに
浸してしまいました。。。

2日後にはガーゼが取れると一気にQOLが上がりました!
お昼ごろ熱が上がってヒヤリとしましたが、
食欲も増えてすっかり元気!

と、言いたかったところですが、、、

手術後に起きる『侵襲熱』が微妙に続きます。
まさか風邪とちゃうやろか。。。
ということで、耳鼻科外来での術後処置に合わせて
念のためにインフルエンザの検査をしましょうと。

インフルエンザの検査って知ってる?
細い綿棒を鼻の奥に突っ込んでグリグリするやつ!
鼻の手術してるのにそんなことしたら鼻血がブーッってなるやん!

喉のぬぐい液で検査するんかな?
と、思いきや
主治医のS先生が取り出したのは
鼻から入れるファイバーカメラ!

S先生『これで見ながら検体取ります』
ひょえーっ、そんなことできるんや、、

がっつり切った手術の割に
麻酔が切れてからも特に痛みはなく
いやーうまいことできるもんやなぁ、
と思っていたところでの術後処置、
当たり前だけど、ちょっと痛かったわけよ
しかも全然我慢できる程度に、、、

ところがね、
その直後に少々気持ち悪くなり、

何と!何と!!!
人生初めての迷走神経反射を経験しました!

S先生に『さっき気持ち悪くなってね~』っと話すと
さすがはS先生、慌てず騒がず、
『顔色悪いし、汗かいてるし、迷走神経反射やな、看護師さん、血圧測ってー』と言うと同時に
診察台をヒュ~っとフルフラットに倒します。

血圧を測ると(記憶が曖昧やけど)100の40くらい。
冷や汗かきすぎて寒い!

ダッシュで病棟に戻ると、
間髪入れずに看護師さんが入ってきて、
『Nさん!大変!!インフルAが出た!!!』

えぇぇぇっ! まぢか。。。
そしてその後に何かを抱えた病棟の助手さんが続きます
・・・?
もしかしてそれはポータブルトイレ!!??

そうです。
聴診器や血圧計、体温計に至るまで本人専用の(他の患者さんと共有しない)
ものが用意され、目の前にある病棟のトイレに行くことも許されず
部屋の扉には面会制限の表示が貼られ、
ポータブルトイレと尿瓶が用意されました。あっという間の1分足らず。

感染に対する意識の高さと統率の取れた行動には感服です。
術後管理が終わって退院可能となり、
院内感染のリスクを抱えるにもかかわらず、
退院を1日先送りしてくれたことに心から感謝。

そんなこんなで退院は1日先送りになりましたが、
インフルになってしまった以上、
職場復帰は少し先になります。(ムフッ♪)

入院してみて気付いたこと。

うちのお医者さんは患者さんにとっても優しい。

うちの看護師さんも患者さんにとっても温かい。

そして、共にとても優秀!!!

よく、病院食は美味しくないと言われるけれど、
うちのごはん(常食)はとても美味しいと思う。
朝のパンとか種類も色々な上に毎日フッカフカだったし♪
(パンが温かくてフッカフカって大きいよ~~♪)

改めてたくさんの人たちに支えられていると感じた数日間でした。

耳鼻科の主治医のS先生
中3病棟のO師長さん
受け持ち看護師のMさんをはじめお世話をしてくださった
全ての看護師さんと助手さん
お見舞いに来てくださった沢山の方々

本当にありがとうございました!!
今後とも宜しくお願いいたします!!


  入院してもタダでは起き上がらない臨床研修事務担当 N

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  t.nakayasu@meiwa-hospital.com (総務勤労課 中安)
  までご連絡ください。

2018 謹賀新年

2018年1月2日

あけましておめでとうございます

早いもので私が研修医の担当を始めて
1年と9か月が過ぎ、2回目のお正月を迎えました。

ということで、
昨年に引き続き、春から明和病院で研修を始める医学生の
医師国家試験の突破を祈願をしに
今年も京都の北野天満宮まで
合格祈願に行ってきました。

1月2日と言えば、世間は初売りのバーゲンが始まり、
北野天満宮では合格祈願に訪れる参拝の人や
『天満書(てんまがき)』(書初め)なども行われ、
細い参道は人で溢れかえります。

そこで、神戸の人工島に住んでいる私は、
夜も明けきらない(てか、真っ暗)うちに家を出て
始発の電車で京都に向かいました。

乗り換えること3回、
ようやく夜も明けきったところで
かつて私が学生時代を過ごした京都市営地下鉄の
今出川駅までやって来ました。

そこから更にバスに乗り換え、
北野天満宮にたどり着いたには7時半頃。

先ずは大鳥居の下で深々と一礼。

細い参道の両側にびっしりと並ぶ的屋さんも
朝の準備に入っているところは、まだちらほら。

ところが、門をくぐって本殿にお参りに行くと、
去年より1時間以上早く着いたのに、
そこには既にお参りの長い列が!

お参りのために順番に並んでいると、
私の後ろに家族連れが並んだ。

  母『あんた一番危ないんやから
    1万円くらい放っとき!!』
  子『えーー。お札持ってないよーー』
  母『ほな、お母ちゃん貸しといたるから・・・・・
    ・・・あかん。10円玉あらへん。
    100円玉しかあらへん。』
  子『5円玉はー?』
  母『ない! ・・はぁ、100円とは高額な・・・』

  (どっちやねん!!!)

思わず振り返りたくなった(笑)

そうこうしているうちに私の順番。

先ずはお賽銭をじゃらっと投入!

二礼二拍手をしてから、
 学生さん一人ひとりの大学名と氏名を唱えて、
〝第112回医師国家試験合格”と唱えて
最後に改めて深々と一礼。

しっかり願掛けしてきました。

その後
お守り(1人1つずつ)と、絵馬を買い、
絵馬には願い事をしっかり書いて、
日当たりのいい明るい所に提げてきました!
 

御神矢は研修医室にお祭りしておくね!)

そういえば、学生さんのうちの1人が
我が家と目と鼻の先に実家があることを思い出し、
連絡をしてみたらちょうど実家に帰省中!!
そのまま直接手渡すことができました!

今年もしっかり神頼みもしてきたので、
あとは彼らが体調を崩さず
最大限のポテンシャルを引き出せることを
心から祈っています。

北野天満宮の梅の木のつぼみは大きく膨らみ
あと少しで可憐な花を咲きそうです。
その頃には国家試験も終わっているかな。

あとの人にはお守り郵便で送るから待っててね!!

明けた2018年!!

果たしてどんな年になるんでしょうか。
今からとても楽しみです!!


 臨床研修 事務担当 N

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