第3回超音波セミナー
2019年1月20日
臨床研修医1年目を対象にした
今年度3回目の超音波セミナーが開催されました
今回の研修医の参加は5人中3名、
1人は外の病院に研修に出ているので残念ながら欠席。
あと1人は・・・・??
遡ること数日前、
出勤して研修医室の扉を開けると
奥の方から声がします。
研T:『えっ!??何やて!!??
はよ測って来いやーーー!』
ん??何が起きた??
まぁいつものように、じゃれ合っているだけだと思い
気にも留めずに事務所に戻りました。
それからしばらくして、私のPHSが鳴ります。
画面には、1年目の研修医のM先生の名前が表示されています
N:『おうっ、どないした?』
研M:『インフル出ました~~』
N:『うわっ!マジか?、感染対策のN師長さんと話したか?』
研M:『しました!症状が出始めた昨日から5日間出て来るなと言われました~』
N:『ほな、さっさと帰って家で休め!ER当番の交代だけしっかりしといてね』
研M『わかりましたーー♪』
・・・ん??声は元気やし、何や嬉しそうやのぅ?
まぁ、実際にインフルが検出されてしまったなら仕方ない
他のスタッフに蔓延する前に隔離しておかねば。。。
その後、研修医の当直の変更を研修医室に張り出すために赴くと、
何故か帰ったはずのM先生の声がします。
研M:『どの本持って帰ろう~、めっちゃ勉強できそう~』
あちこちから一斉にツッコミが入ります
研:『勉強なんか、するわけないやろーーーー!!』
N:『はよ帰れやーーー!』
そんなこんなで、超音波セミナーの参加者が
さらに1人減ってしまったのでした。。。
講師はK先生。
いつもこのセミナーのために、
時間をかけて沢山のスライドを準備してくださいます
技師さんも3名参加してくださり
講義の後の実技に付き合ってくださいます
被験者は小さい時から胆石持ちの研修医。
前回に引き続きフォローアップを兼ねての被験者です
先ずはT先生が超音波のプローブを操作します
おっ??
以前に比べてサクッと見たい場所が画面に映し出されます
しばらく見ない間に、素人目で見ても腕を上げています!
目指す胆嚢が画面に映し出された瞬間・・・・
技師A:『うわっっ! すごっっ!! 石だらけ・・・』
その後は胆嚢を取るや取らないやの大騒ぎ
(ご心配なく。この〝くだり”、毎回繰り返されています・・・)
セミナーの練習台としては申し分のない被験者でした。
不定期に開催されるこのセミナー
今年度もあと1回は開催しましょうということになり
内容の濃い1時間の講義と実技を終えました。
みんな知識だけでなく、
着実に手技の腕も上げているようで嬉しく思います
あとは皆さん、
インフルエンザが流行しています
普段からうがいと手洗いをキッチリして
インフルエンザにかからないように注意しましょう!!
臨床研修 事務担当 N
※臨床研修医の採用情報
https://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/
※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
特に見学したい内容、などを明記の上、
t.nakayasu@meiwa-hospital.com (総務勤労課 中安)
までご連絡ください。
謹賀新年
2019年1月4日
あけましておめでとうございます
私が研修医の担当を始めて
あっという間に3回目のお正月を迎えました。
そして今年も1月2日に
明和病院で研修を始める医学生の
国家試験突破を祈願のため
京都の北野天満宮まで行ってきました。
【四条大橋から北を望む】
昨年までは混雑を避けて
神戸から始発電車に乗って行ってきたのですが
今年は少しのんびり7時頃に出発したところ・・・
がっつり京都の市バスで渋滞にはまりました(汗)
去年はぼちぼち準備を始めている出店を横目に
スイスイと境内まで進めたのですが、
今年は出店も大賑わいの大混雑!!
やっとの思いで境内に到着して
長い参拝の列に並びます
その間に、小銭入れを取り出してお賽銭の準備
さて、いくらでしょう?
見たら分かりますよね、
そうです、『113円』です。
何で113円??
小銭入れの中にこれしかなかったから・・・
・・・違います!
枚数が多いと金額の割に音がするから・・・
・・・違います!!
今回の医師国家試験は、第何回ですか??
そうです。今回の試験は、
『第113回医師国家試験』です。
なので113円。
ちょっと強引だったか。。。
さて、小気味よくチャリチャリーン♪
と、お賽銭を投げ入れたら、
先ずは、深々と二礼。
そして、二拍手。
その後、
『第113回医師国家試験合格・・・
○○大学医学部、○○くん、
△△大学医学部、△△さん、
□□大学医学部、□□くん・・・』
と、5人全員の大学名と名前をお願いして、
最後に深々と一礼。
(長いことブツブツ言ってたので周りの人は
どんどん入れ替わっていた)
大行列に並んでようやくお参りを済ませたら
絵馬を書きに行きましょう!
5人分の名前を書いたら、
日付が書けなくなって、
慌てて余白に書き足した(汗)
その後、御神矢と、
お守りを1人1つずつ買って任務完了!!
御神矢は、病院の研修医室の
高いところにお祭りしました
(私では手が届かないのM田先生にお願いしました)
買ってきたお守りは、
中部、北陸、近畿、四国の各地に散らばる学生さんのもとに
郵便で送りました
多分2、3日でそれぞれの手元に届くことでしょう。
あとは彼らが体調を崩さず
学んだことを全て出し切れることを
心から祈っています
臨床研修 事務担当 N
※臨床研修医の採用情報
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師走
2018年12月28日
師走・・・
語源は諸説ありますが、
年末は僧侶が仏事のために走り回ることから
12月のことを「師走」という説が有力なんだそうです
12月って忙しいですよね
・・・何が言いたいかって??
いやはや、、、
ブログの更新をサボってた言い訳です、、、はい。
ずっと気になってたんですけどね~~~
スイマセン。
今月は1年目の研修医が集まって
院外研修に回っている研修医の激励会も開きました
初めて行ったお店でしたが、隠れ家的イタリアンで
とっても美味しかったです♪
まだまだこの辺りにも隠れたお店があるようです
そして、学生さんにとっては冬休みのタイミングで
沢山の医学生さんが見学に来てくださいました。
私の他の仕事との兼ね合いで
年末ギリギリの見学希望日を頂いた学生さんには
何名か後日再調整になってしまった方もいて
大変申し訳ないことをしてしまいました。。。
今回はかなり遠方からもお越しいただき、
東は山梨!
山梨から明和病院まで、
片道6時間近くかかったんですって(驚!!!)
そして西(南?)は沖縄から!!!
飛行機に乗って見学に来てくれました!
本当に遠方からも興味を持って来ていただき
それだけで本当に有難いと思いました
今年の年末は強烈な寒波が
関西にもやってきました。
西宮にも今日初めて雪が舞いました。
こんな寒さの中、
春から明和病院で研修を始める学生さんたちも
きっと必死で勉強していることでしょう。
今日舞っている雪が
彼らにとって桜の花びらに変わる日は
もうすぐそこまで来ています
臨床研修事務担当 N
※臨床研修医の採用情報
http://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/
※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
特に見学したい内容、などを明記の上、
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『DOCTOR’S MAGAZINE』に掲載されました!
2018年11月30日
8月31日にこのブログで予告していましたが、
とうとう『DOCTOR'S MAGAZINE』12月号の
“臨床研修病院紹介”のページに
明和病院が紹介されたんです!!
『DOCTOR'S MAGAZINEン』という雑誌は、
一般には馴染みのない雑誌ですが、
医師や医学生の間では幅広く知られている
かなり有名な全国版の月刊誌です
※ 編集の過程は8/31のブログを見てくださいね~♪
今回は発行元のメディカルプリンシプル社さんのご厚意で
病院の広報ツールに使用する許諾を頂きましたので
ここにご紹介させていただきます
さて、いわゆる業界紙でありますが、
この1,2日の間に早速反響が!
先ず、お付き合いのある臨床研修病院から
「どうやってこの雑誌に載ったの??」という
問い合わせが来ました
そして予想はしていましたが・・・
原稿を書いた研修医のもとに
知り合いからの電話!
一番驚いたのは当の研修医本人、
研修医:『めっちゃびっくりしました!
親戚が見つけて親に言って・・・』
そりゃ親戚中で大騒ぎだね(笑)
君は一族の希望の星に違いない!
これを機会に医学生さんには
明和病院に、より興味を持っていただけたら嬉しいです
臨床研修事務担当 N
※臨床研修医の採用情報
http://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/
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密かな野望と隠れたエピソード
2018年11月22日
私が研修医のブログを始めてから2年が経ちました
可能な限り研修医のありのままをお伝えしたいので
自分の中の掲載規準ギリギリを走ることもあり、
病院上層部の横槍(もとい!検閲)を全く受けずに
お伝えできていることは奇跡のようだと感じています
いつかこのブログがきっかけで明和病院で研修を始めた!
という研修医が現れるという密かな野望を持ち続け
コツコツと書いています
学生さんって病院見学に来る前にホームページとか
見て来られると思うんですよね
なので最近になってようやく
病院見学に来てくれた学生さんから
“ブログ読みました”と言ってくれる方が現れて
少しずつ実りつつあるのかな・・・と嬉しく思っています
そんな中・・・
ぐっと冷えてきたここ最近、
数人の学生さんが続けて病院見学に来てくれました
その中の1人の学生さんが病院見学の終わりに、
学生さん:4年生のときからブログ読んでるんです と。
N :!!!
なんと1年前から読んでくれてたんですね
※ ということは、ここ最近ブログ更新の手が緩んで
サボり気味になってしまっていることもご存知か。
お恥ずかしい。。。
その学生さんにはしっかり言い訳しておきました
ブログにはね、
読んでて面白い話と
読んだらめっちゃ面白いけど書けない話
があるんだよね、と。
最近書きたい話が全くなかったわけじゃないんです
だけど、決して悪い話じゃないのに、
皆様にご紹介できないお話もあるんです
この学生さんに、書けない話をひとつだけしたら、
学生さん:あーーー!その話、めっちゃ面白いですけど、
それはさすがに書けないですね~~~(笑)
と、納得していただけました
臨床研修病院を探している医学生の皆さん!
病院見学にお越しの際は、
是非この隠れたエピソードも聞きに来てくださいね
臨床研修事務担当 N
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超音波レクチャー
2018年11月20日
先日、1年目の研修医を対象として
超音波セミナーを開催しました
このセミナーは、不定期に開催している
超音波診断装置(エコー)に関する講義と手技です。
超音波診断装置は、文字通り超音波を腹部臓器や心臓、
血管などに当てて映像化する
レントゲンやCT、MRIなどと並ぶ画像診断装置です
普段は主に臨床検査技師が操作しますが、
医師が直接取り扱う機会が多いのも、この機械の特徴です。
講師は、内科で肝臓疾患を専門としているK先生
前回の10月開催に続き、第2回目です。
事前に沢山のスライドを準備していただき、
様々な腹部疾患の超音波における画像と
その判読方法について教えてくださいました
そして、このレクチャーの特徴は、
講義だけで終わらないこと。
超音波検査のことなら百選練磨の技師さんと一緒に
実際に超音波診断装置を操作してみる
“ハンズオンセミナー”なんです。
何事も“百聞は一見にしかず”
そして、“習うより慣れよ” です
実際に人の体に超音波をあてて
腹部臓器を映し出すことによって
その理解と技術は深まります。
患者役と医師役をそれぞれ研修医が
交代で務めます。
すると、彼ら研修医も“人”なんですよね、
どこぞの臓器に“石”が見えたり、
日頃の運動不足から、
ポッテリした●臓が映っちゃったりするんです。。。
研修医A:なぁ、前より石がでかくなったんちゃう!??
研修医B:うわぁ~~!このセミナーで経過観察しなくっちゃ~!
色んな角度から映し出したり、
映すだけでなく、患者さんの呼吸のタイミングを含め
多くのことを学べるいい機会になりました。
超音波検査は非常に奥が深いので、
次回のセミナーにも期待しましょう!
そして、研修医“B”君の石の経過観察も続けていこうーー!
臨床研修事務担当 N
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マッチング結果発表
2018年10月18日
医学生以外にもこのブログを読んでくださる方がいると仮定して、
そもそも、臨床研修医における『マッチング』とは何?
というところから。
臨床研修病院は全国に約1,000病院あり、
来年国試を受ける予定の医学生は、約1万人います
この大勢の医学生さん達は医師国家試験に通ったら、
臨床研修を始めなければなりません
しかし、中にはとっても人気な病院もあれば
なかなか人の集まらない病院もあり、
多くの医学生が人気の病院に殺到すると、
臨床研修が始められない人が出てきてしまいます
そこでこの「マッチング」というシステムを使って
臨床研修が始められずに路頭に迷う人が出ないよう、
うまいこと組み合わせてくれるのが
このシステムです。
具体的には、
来年に臨床研修を始めようとする人は先ず、
病院の採用試験を受けて、
学生側と病院側がお互いに希望順位を登録して
その組合せをコンピューターで弾き出して
来年度の研修病院が決まります。
とまぁ、こんな感じです。
(ふぅ、、、去年より分かり易く説明できただろうか・・・?)
そしてその発表が、
本日10月18日(木)14時にWEBサイトで発表されました!!
結果は、
無事に明和病院の定員枠の5名が決まり、
来年度のチームが、今、正式に発足しました!!
今年は多くの学生さんから、
「何とか明和病院で研修したいです!!」という
嬉しいお声を掛けていただきましたが、
定員は5名と限られているため、
残念ながらその全てのご希望に添えることは
できませんでした。
明和病院を目指してくれた学生さん達とは
長い時間をかけて少しずつコミュニケーションを取り、
お互いを十分理解していただけに、
定められた募集定員さえなければ全員採用したいくらい
とても素晴らしい学生さん達でした。
それだけに明和病院とマッチしなかった学生さんにも
卒業試験や国家試験を頑張って欲しいし、
立派なお医者さんになって欲しいと思っています。
半年後、
明和病院で研修予定の学生さん、
そして、明和病院で研修を希望としてくれたにもかかわらず、
明和病院以外の病院に行くことになった学生さん、
全ての学生さんが、来年揃って暖かい春を迎えられるよう
心から底から願っています。
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救急車同乗研修
2018年10月15日
つい先日までの暑さはどこへやら・・・
10日前に恐らく今年最後の真夏日を記録し、
私は日焼けまでしてしまいましたが
ここ数日ですっかり涼しくなり
今朝はとても爽やかな朝を迎えました
そんな中、明和病院の1年目の研修医が
西宮市消防局の鳴尾消防署に救急車同乗研修でお世話になりました
研修の内容は、1日1人、5日間交代で
消防署から出動する救急車に同乗して、
患者さんが病院に搬送されてくるまでの過程を
体験してくること。
そこで見えてくる救急車要請の実態や、
救急隊員さんたちの日々の苦労、
そして普段はゆっくりお話しすることが少ない
救急隊員さんたちとコミュニケーションを取ること
そこから色んなことを学んで欲しいという思いで
昨年から始まりました。
私も初日の今日は挨拶を兼ねて消防署に行ってきました。
初日はF先生。
寮からスクラブの上に上着を着て自転車で消防署に登場。
最初の業務は、夜勤から引き継いだ救急車両や
装備の点検を行います
※ 昨年はこの段階で救急要請がかかって、
T先生が嵐のように出動して行った記憶があります
同乗するときに使用するヘルメットやガウンをお借りして
救急隊の隊員さん自ら車両の点検と
車両の中では、必要な物品の点検や
医療機器のチェックを行います
これらが済むと近所を10分くらいかけて
試験走行します
これらを行って初めて出動準備が整います
医師と救急隊、
同じ命を預かる職業であり、
患者さんの命を救う同じ一連の流れの上に乗りながら
意外とお互いを知らないものです
お互いを知ることができれば
お互いの考えや思いや苦労も理解もできるはずです
そんな関係が築けたら素晴らしいですね
1人たった1日の短い研修ですが、
この短い研修を通じて『何か』を
学んでくれることを期待しています。
臨床研修事務担当 N
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2年と6ヶ月
2018年9月27日
今回は、かつて明和病院の研修医だった1人の先生の話です
【平成28年4月】
研修医4人(♂×4)が明和病院にやってきました
“彼”はその中の1人でした
(当時の定員は4人)
4人中3人はすぐに打ち解けて、
研修医室でよくはしゃいでいました
しかし、彼1人だけは寡黙で、
すぐにその輪に入っていけないような・・・
大人しくて不器用そうな男でした(ゴメン!)
【平成28年5月】
不器用そうな彼は、臨床の場でもやはり不器用そうでした(^^;;)
彼に用事があってER(救急外来)に赴くと、
彼は数人の患者さんを相手にてんてこ舞い!!
目が合った瞬間、
『お願いですから、今僕に話しかけないでください!!!』
という目で訴えられたっけ(笑)
そんな不器用な彼から
まるで兄貴のような気持ちで目が離せなくなりました
【平成28年7月】
彼は当時リリースされたポケモンGoにはまり
病院から寮まで帰る道すがらだけでなく、
夜な夜なスマホ片手に寮の近所をウロウロする姿が度々目撃される
【平成28年8月】
病院見学のシーズンがピークとなり、
それまで何度か病院見学に来てくれた医学生と一緒に
たまに食事をしに行く機会がありますが、
彼はよく一緒に付き合ってくれました
(ただ単に晩ご飯を浮かしたかっただけかも知れない)
【平成28年12月~翌1月】
彼は明和病院を離れて、H大学救命センターと
N協立脳神経外科病院に2ヶ月間院外研修に出ました
そして、2月に戻ってきた彼の目つきを見たERのS師長が、
『なんか目つきが変わった・・・
ひと皮むけたような気がする・・・』と言った
この頃から彼の心に余裕が生まれた・・・
・・・ような気がする(だけかもしれない)(笑)
【平成29年4月】
彼は2年目の研修医になりました
そして、新しく5人の研修医が着任しました
1年前の彼と同じく、
初めて医師として臨床の場に投入された1年目の研修医は、
“何が分からないのかすら、分からない”
というカオスの状態に陥りましたが、
彼は後輩の面倒をとてもよく見てくれました。
まるで、1年前の彼自身を教えるかのように。。。。。
【平成29年8月】
彼と同期で2年目のS先生が兵庫県北部にへき地医療研修に行ったため、
2台の車に分乗して、研修先の病院に近い温泉へ
1泊旅行に出掛けました。
この時、彼は、“彼女ができた” ことを皆に告白!!
男ばっかりの珍道中でした(笑)
このときの様子は、ブログで4回に渡って綴っています
2017年8月14日付 夏休み(その1)
2017年8月15日付 夏休み(その2)
2017年8月16日付 夏休み(その3)
2017年8月17日付 夏休み(その4)完結編
を、ご参照ください
【平成29年11月】
彼の同期のY先生がへき地医療に赴いたため、
私は彼を誘ってY先生に会いに行くため
二人で特急列車に乗って旅に出ました。
お酒とおつまみを買い込んで、
片道3時間以上かけてY先生に会いに行き、
日本海の“のどぐろ”や“松葉ガニ”を堪能し、
城崎温泉に寄って帰ってきました
日帰りは正直きつかったが、楽しい思い出になりました
【平成30年1月】
平和な街としても名高い西宮であるはずなのに
寮の辺り一帯の駐車場が車上荒らしに遭う。。。
彼が必死にお給料を貯めて買った車も被害に遭い、
彼の父親(元プロゴルファー)が選んでくれたゴルフクラブの入った
ゴルフバックが無くなってしまい、
親思いの彼にとっては、それが一番ショックだったようです
『親父が1本ずつ選んでくれたんです・・・』
そう言って、すっかりしょげてしまった彼に
『その分これからいっぱい親孝行したらいいやん!!』
と言って励ましたら
『そうですね!そうします!!』 と、
明るい笑顔を見せてくれました
この時、近くで働いている彼の彼女は、
お昼休みに自転車を走らせて会いに来てくれたらしい
さぞかし心強かったに違いない
【平成30年3月】
彼は他の3名の同期の研修医と共に、
明和病院の研修を終えました
しかし、彼はK大学の医局に入局し、
最初の半年間の関連病院における研修先として、
明和病院を希望してくれました
これによって、専攻医として
あと半年間だけ明和病院に残ることになりました
そしてなんと、彼は彼を支えてくれていた彼女と
晴れて入籍することになりました!!
おめでとう~~~~♪♪♪
【平成30年4月】
新たに5名の研修医が臨床研修を開始
彼は、誰よりも頼りになる先輩になっていました
【平成30年9月】
1年目の研修医も2年目の研修医も
彼にはとてもお世話になりました
その感謝の気持ちを込めて、
小さな中華料理屋さんで、
ささやかではありますが
心ばかりの送別会を開きました
全員が集まったと思いきや、
まだ空席が2つ・・・・・
乾杯も終わり、コース料理が運ばれてきたとき、
『おうっっ!!元気!!??』
他の病院で小児科医として働く彼の同期が駆けつけてくれました!!
そうこうしているうちに、
『うぃーーーーっす!!!』
これまた北播磨の山奥で泌尿器科医として働く彼の同期が
車を飛ばして駆けつけてくれました!!
思いがけない展開に、
・・・やっぱり嬉しそうでした♪♪♪
そして明日は彼の明和病院の最後の日・・・・。
中松君、
君はめっぽう不器用だったが、
立派な頼りがいのある先生になりました
整形外科の外来で、
患者さんと話をしている先生は、とっても頼もしかったです
これから長い整形外科の医師としての人生、
しっかりと歩んでいってください。
そして、まもなく書き始めて丸2年になるこのブログの
今回100本目となるこの話が
彼の卒業へのはなむけになることを
とても嬉しく思います
臨床研修事務担当 N
※臨床研修医の採用情報
http://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/
※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
特に見学したい内容、などを明記の上、
t.nakayasu@meiwa-hospital.com (総務勤労課 中安)
までご連絡ください。
復帰戦!!!
2018年9月10日
NFA(日本社会人アメリカンフットボール連盟)トップリーグの
1部リーグ『Xリーグ(ウエスト)』には、
西宮を拠点としているアメリカンフットボールチーム
『Sidewinders(サイドワインダーズ)』
というチームがあります
研修医のブログに
突然社会人のアメフトチームの話!??
何でかって??
実は、このクラブチームには、
明和病院で研修を終えて、
現在は他の病院で専攻医として働く先生が、
医師として働きながらアメフトを続けているからです!!
その先生とは、F先生
彼は、学生時代からアメフトをしていて、
社会人(研修医)となったときに
サイドワインダーズに加入しました。
このブログを長く読んでいただいている方なら
思い出した人、いるかな~~??
遡ること1年前・・・・・
それはサイドワインダーズが1部リーグへの復活に向けて
チーム一丸となって戦っていた頃、
明和病院の他の研修医と一緒に
F先生が出場する試合に応援に行こう!!!
と研修医室で盛り上がっていた矢先、、、
彼は相手選手にタックルした時に
ACL(前十時靱帯)を切ってしまうという
大きなアクシデントに見舞われてしまいました
このため、彼はそのシーズン、残り試合に出場できず、
1年近くも、試合に出ることはできなくなってしまいました。
その時の様子は、
この研修医ブログの
2017年12月25日付『Road to X(その壱)プロローグ』
2017年12月27日付『Road to X(その弐)母さん!事件です!』
2017年12月28日付『Road to X(その参)医師から患者に転身』
2017年12月30日付『Road to X(その四)差し入れ』
2017年12月31日付『Road to X(その五)競技復帰に向けて』
と、5回に分けて綴っているので、こちらも是非ご覧ください
彼は1年後の試合復帰を果たすために
膝の手術を選択し、その後リハビリに励みました
また、彼の母校のH大学では、
運動部の筋トレルームに、
在学生に混じって筋トレに出没しているとの情報が、
病院実習でやってきた学生から届いていました(笑)
(なのでF先生は母校ではとっても有名人)
さて、今年のうだるような暑さが続いた8月の中旬、
N :『かっきー(F先生の愛称)!
今年の試合は、いつぐらいから出られるん?』
すると、1枚の写真データが送られてきました
そこには、今シーズンのサイドワインダーズの
試合の予定が記されていました
そして、
かっきー:『初戦はダメですが、次節(9/8)から出ます!
また、ポスター置きに行きます!』
と返事が来ました!
こうして待ちに待った(1年間待ちました)かっきーの試合を観に
9月8日(土)、万博記念公園にあるアメフト用のグランド、
「エキスポフラッシュフィールド」に行ってきました!!!
当日はあいにくの空模様、
会場に到着すると、
早速チーム名が記されたTシャツと雨合羽を着て
メガホンを片手に応援です♪
かっきーのポジションはディフェンスライン(通称DL)、
爆発的なスピードとパワーで、オフェンスのQB(クォーターバック)や
RB(ランニングバック)という獲物に猛然と襲いかかります
そんな野性的なプレイスタイルが彼にはピッタリ!!
さて、どれがかっきーでしょうか?
(これで分かった人には何か進呈しましょう!)
試合中にいいプレーが光るとアナウンスが入ります!
『F選手のナイスタックルです!!!』
2時間の試合の末、
残念ながらその日は負けてしまいました
でも、かっきーは、久し振りの公式戦で
思い切りプレーを楽しんでいるように見えました!
研修医の間のかっきーは、
人一倍男気に溢れ
人一倍やんちゃで
人一倍手のかかる男でした(笑)
そんな彼の原点が
アメフトというスポーツや
練習で培ったものであろうと
今日改めて感じました
次に関西で出場する試合は、
王子スタジアムで開かれる10月の試合!
次は是非勝利を掴み取って欲しいです!!!
腕が・・・太ももみたいになっちょる(驚!!)
《余談・・・》
かっきーはこの日、
普段の背番号とは違う番号で出場していました。
その理由とは一体何でしょうか?
A:チームにけが人が出て、急遽ポジションが変わった
B:当直明けで、ユニフォームを病院に忘れてきた
《ヒント》試合後に理由を聞いた時の、かっきーのコメントは、
「うわー!もうっ!最悪ーー!」
正解は、機会があったら本人に聞いてみてね♪
臨床研修事務担当 N
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