医療法人明和病院

医療機能評価機構認定病院、臨床研修指定病院、兵庫県がん診療準拠点病院

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明和病院 ブログ

寿司、カニ、そして温泉

2017年11月28日

11月1日から1ヶ月間、
2年目のY先生が兵庫県の日本海側、鳥取県まで目と鼻の先の場所にある
『公立香住病院』に地域医療(へき地医療研修)に出発しました。

今年の11月は、初めこそ穏やかな気候でしたが、
日を追うごとに朝のニュースで、
“この秋一番の冷え込み”と連呼し、
中旬には兵庫県の最高峰『氷ノ山』では初冠雪を記録。

恐らく日本海側沿岸部の香住は季節風に吹かれて
Y先生は、さぞ寒い思いをしているに違いない。

そんなことを思いながら、
2年目のN先生と一緒に
香住まで会いに行くことにしました。

今回はN先生と2人だけなので
三宮から特急列車に乗って出発です。
(電車だと往復や現地でもお酒が飲めちゃう♪)

香住まで片道約3時間、乗り換えなしの直行です。
冬だけの季節列車で、その名も『かにカニはまかぜ』!
名前がかわいいでしょ♪

3時間といえば新幹線で例えると
新大阪から東京や博多までよりも長いんです。

なので、とりあえず買い込んだお酒やおつまみが
二人のテーブルに並びます

先ずはコンビニで買った焼き鳥をアテに
ビールで乾杯!

 (ちゃんとコップも買ってきた)

ほろ酔い気分でポテチやお菓子を食べていると
N先生“Nさん、ハート型のハッピーターン見つけました”
N  “本当だ!! 袋に「あったらハッピー♪」って書いてある!
    いいことあるんちゃうー!?”
N先生“・・・でも・・・ヒビ入ってるんです・・・”

 ほろ酔いだったので、かなりツボにはまった(笑)

単線なのですれ違う列車を待つ間、
ホームに出て新鮮な空気を吸ったりしながら

お昼前にようやく香住に到着!

駅までY先生が迎えに来てくれて、
一旦、香住病院まで車を置きに行き、
ついでにY先生が1ヶ月過ごしている
官舎を見に行きました

ワンルームですが、キッチンやバスやトイレが別で
十分な広さがあります。
また、家電もひと通り揃っていて、
不自由することはなさそうです。
(もちろん寒いので、エアコン以外に電気ストーブもあった)

さて、
寮を見学したら目指すお寿司屋さんに向かいます!
このお寿司屋さんは、昨年10月に、へき地医療を始めるにあたって
私が病院の挨拶回りに出かけた折、
最後に立ち寄った思い出のお寿司屋さんです♪
(詳しくは、ちょうど1年前の平成28年11月28日投稿のブログ
 『へき地医療(番外編)その2』を参照ください)

このお店は香住漁港の真ん前にあり、漁師さん直営なので、
生きたタグ付きのブランド蟹がお手頃価格で
食べられます!

先ずは『鮑の酒蒸し』からスタート

ビールを飲みながら鮑を食べていると、
握りずしが出てきます

 左の1カンは、のどぐろの炙りの握りです!

そしていよいよ生きた蟹の登場!
ピンク色の「香住漁港」のタグが光ります☆☆☆

1組で松葉ガニ1杯を買い取り、好きな調理法で料理してくれます!
せっかく生きた蟹なので、半分はカニ刺し!残り半分と甲羅は
焼いてもらいました!!


 (甲羅にはミソがぎっしり!!)

お酒は地元の香住鶴の熱燗に変わり、
〆はのどぐろの炙り握りと、
但馬牛のレア握り(これもかなりの美味しさ!)
をいただき、お腹一杯になりました!!

お腹が膨れたら
城崎温泉のお風呂に入りに行くことにしました

香住から電車で揺られること20分。
城崎温泉に到着
7つの外湯のうち、
大きな『御所の湯』に行きました

シーズン真っ只中になると、
脱衣場も洗い場も芋の子を洗うような大混雑になりますが、
この日はとても空いていて、
露天風呂を含めてのんびり温泉に浸かって温まり、
湯上り処で定番の珈琲牛乳を飲みながら
まったりと寛ぐことができました。

湯上りには城崎温泉の温泉街を散策。

途中で立ち寄ったお店で
『湯上りプリン』を食べたり

お肉屋さんで但馬牛のミンチカツやコロッケを買って
食べ歩きを楽しみました

駅に着くころには日も沈み、
間もなくY先生ともお別れです。
と言っても、月末までだからあと数日間だけど(笑)

N先生と私は改めて特急列車に乗り、
Y先生は各駅停車で香住へと戻って行きました。

今回は日曜日帰りの弾丸ツアーで往復6時間の列車の旅、
なかなかの強行軍でしたが
無事へき地医療で頑張るY先生を見に行けたし
温泉にも入ってリフレッシュ!
明日からまた頑張ろう!



臨床研修事務担当 N

※臨床研修医の採用情報
 http://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
 ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
 特に見学したい内容、などを明記の上、
 t.nakayasu@meiwa-hospital.com (総務勤労課 中安)
 までご連絡ください。

院内旅行

2017年11月23日


明和病院には、職員の親睦を図ることを目的とした
『春秋会』というものがあり、
年に1回、院内旅行(いわゆる社員旅行)を行っています。

年に1回といっても、病院は1年365日仕事をしているので
いくつかの日程に分かれて開催され、
それぞれ違うところに行くので
多種多様なコースが用意されています。

今年の例を挙げると、
 ・ミュージカルCATS&ヒルトンホテルで食事
 ・信楽の絵付け体験&松茸と近江牛のすき焼き食べ放題
 ・名古屋で水族館&ひつまぶし
 ・鳴門の渦潮&淡路島でふぐ料理
などなど、豊富なラインアップ!
 
そして先日、2年目の研修医2名が
鳴門の渦潮とふぐ料理を食べに行ってきました。

事前に『写真とって来てねーー』とお願いしたところ、
沢山の写真を撮ってきてくれました。

バスの中から仲良く1枚

間近で見る鳴門の渦潮!!

麻酔科の先生と一緒に!


そしてフグ!!!

研修医同士で出掛けるのも楽しいと思いますが
他の職種の人と触れあえる貴重な機会なので
今後も是非参加して欲しいです!

さて、来年はどんな旅行が企画されるかな♪


臨床研修事務担当 N

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救急車同乗研修

2017年11月18日

最近めっきり寒くなりましたね
駅の改札前などで寒風吹きすさぶ中、
年賀葉書を売る人が
マッチ売りの少女のように見えてしまうのは
私だけでしょうか。
寒い中の仕事は体にこたえそうです。

さて、我々の研修医もこの寒い中、
1年目の研修医が西宮市消防局の鳴尾消防署に
1日研修に行ってきました。

内容は、出動する救急車に乗って、
病院に搬送される前の患者さんがどのような課程を経て
病院に搬送されてくるのかを体験してくること。

そこで見えてくる救急車要請の実態や、
救急隊員さんたちの日々の苦労、
そしていつもは患者搬送時にしか話ができない
救急隊員さんたちとコミュニケーションを取ること

そこから色んなことを学んで欲しいという思いで
今年から始まりました。

私も初日は挨拶を兼ねて消防署に行ってきました。
月曜日から木曜日まで1日1人ずつ交代で研修です。

初日はT先生。
寮からスクラブの上に防寒着を来て自転車で消防署に登場。

最初の業務は、夜勤から引き継いだ救急車両や
装備の点検を・・・・・・・と言いかけたその時、

館内にアナウンスが響きました。

『救急要請。●●町●丁目・・・』

救急隊員がダッシュで飛び出します!
T先生も何がなんだか分からないまま後に続きます!

車庫の横には本部から伝送されている位置情報が
モニターに表示されていて場所を確認します。

この情報は救急車の中でも確認でき、
各救急車の場所はGPSでリアルタイムに本部や
消防署と共有されています。

そうこう言っている間に
T先生も救急隊のガウンを着て救急車に乗り込み
扉が閉まります。

そして、あっという間にけたたましくサイレンを鳴らして
西宮の町に飛び出していきました。

T先生が出動してから、
しばらく救急隊の人にお話を聞きました。

昔に比べて救急要請の件数は
着実に増えているそうです。
因みに、西宮市内の昨日の救急搬送件数は47件でした。

この間にも、車庫の救急車2台は共に出動し、
西宮浜の分署の1台も出動したため、
鳴尾消防署管内の3台が同時に出動していました。

それぞれ現地に急行し、
患者さんを収容、バイタルなど現場で取れる
限られた情報をもとに搬送先を考え、
受け入れ相談の電話を入れて、
受け入れ可能となったら搬送する。

病院で申し送りをして
次の出動に備えて準備をしながら消防署に戻る。
時には戻る途中で出動要請を受けることも・・・

これをひたすら繰り返すそうです。

雨の日も、風の日も、
灼熱の日も、
今日のように寒風吹きすさぶ日も・・・

そういえば今年の春に研修を終えた研修医が、
救急隊の受入れ要請の電話を受けた後、
よく救急車の搬入口の外側で待っていたことを
思い出しました。

彼はどんなに寒い日でも、
手が空いていれば屋外で救急隊を待っていました。

救急隊に、そんな彼の姿は
どのように映ったのでしょうか。

たった1日の短い研修ですが、
この短い研修を通じて『何か』を
学んでくれたことを期待しています。


臨床研修事務担当 N

※臨床研修医の採用情報
 http://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

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 ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
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決意を胸に・・・

2017年11月8日

先日のマッチングで、来春から明和病院で
臨床研修を始めることになった学生さん、

彼らはこれからの数ヶ月間、国家試験に向かって
死に物狂いで勉強しなければなりません。

せっかくひとつのチームになれたのだから、
これからの苦しい時もお互いを励まし合い、
支え合い、一緒に乗り越え、
来年の春には“医師”として再会する

そんな関係が築けたら、と思い
 学生さん達に連絡をしました。

『みんなで一度、集まりませんか??』

そんな呼びかけに、
既に勉強や卒業試験、実習で忙しい全員が
ある週末に集まりました。

学生さんが在籍する大学は
近畿のみならず、中国地方や四国に散らばっています。

それぞれの住む場所から負担が少なく
いい場所はないか・・・
そう考えた結果、集合地点に選んだのは、

瀬戸内海に浮かぶ島。
日本の原風景が色濃く残るとても美しい
『豊島(てしま)』という島。


秋雨前線の合間を縫って、
高気圧に包まれた穏やかな日に、
各地から新幹線、自家用車、フェリーや高速船を使って集まりました。

車で走ればあっという間に1週してしまう小さな島ですが、
意外と起伏が大きく、所々見晴らしのいい場所からは
瀬戸内海に点在する島々が見えて
その度に歓声が上がります。

そして、緑の棚田を吹き抜ける海風と一体化した
『豊島美術館』を訪れました。
 ※この美術館を訪れるためだけでも
  島を訪れる価値がある美しい美術館です。

皆で語らう場所に選んだのは、
その名も『海のレストラン』
波打ち際に立つ美しい庭がある真っ白のレストランです。
外観だけでも絵になります。

テラスの席の目の前には、
とても美しく穏やかな瀬戸内海が広がっていました。

沈み行く夕陽を眺め、
寄せる波音に耳を傾け、
そよぐ潮風を感じながら、
お互いの親交を深め、
ひと時だけでも忙しい毎日を忘れているようでした。

某国日本領事館の料理長も勤められた料理長さんの
腕によりをかけたディナーは、
とても素晴しいお料理でした。

新鮮な海の幸

中には取れたてのサザエ

メインのお肉は口の中で
ほどけるように溶けていきました!!

研修医になったらまたこの島に来よう!
お互いそう言いながらお店を後にしました。

半年後、
『久し振り!』と笑顔で再会できる関係が
彼らの間にできたと思っています。

さぁ!
これからが正念場!
辛くなったらお互いの顔を思い浮かべて、
“1人じゃない”ことを思い出して!!


(瀬戸内海の夕陽に向かって・・・)



臨床研修事務担当 N

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残りあと100日

2017年11月2日

ちょうど1年前、
同じタイトルで投稿したっけ?

“ネタの使い回しやん!”と言われようと
今年も書くねん!

さて、
今日からちょうど100日後は、
『平成30年2月10日』です。

そうです。
勘の鈍い医学生でもすぐわかる、
第112回医師国家試験の初日です!!

1年前に、当時まだ学生だったT先生に、
「どうしてる?頑張ってる??」
 と連絡したら、
「図書館に籠り過ぎて、静脈血栓が飛びそうです(汗)」
って返事が返ってきたっけ。。

あれからはや1年が経ち、
全国の医学部6年生が、改めてその時を迎えています。

去年も書きましたが、
大半の研修医は口を揃えて言います。

『国試前の数ヶ月が、今までで一番勉強した』

辛い試験に受かったその日から、
医学生は医師免許を持つ“医師”となります。
人の命を預かる、誇り高く尊い職業です。

医師としての大切な “はじめの一歩” を
明和病院で研修する道を選んでくれた
5人の医学生さんを私たちは心から待っています。

残りあと100日!

全力でがんばれ!!!!!


臨床研修 事務担当 N

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