医療法人明和病院

医療機能評価機構認定病院、臨床研修指定病院、兵庫県がん診療準拠点病院

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明和病院 ブログ

第2回ギプス巻きレクチャー

2021年12月22日

10月の末にも実施した
研修医対象のシーネやギプス巻きのレクチャーが
前回に引き続き整形外科の先生によりで実施されました

このようなレクチャーを繰り返し行うことによって
研修医全体のスキルが高まり、
整形外科の先生が不在の時でも
転倒や事故によって怪我をしたした患者さんが
専門の先生に診察してもらうまでの間
患部を固定することが可能になります

反対に、以前ギプスで固定された患者さんが
ギプスの締め付けによって痛がっているときには
一旦ギプスを切って、緩く締め直してあげることもできます

そんなスキルとコツを
整形外科の先生方が一つ一つ丁寧に
手技を交えて教えてくださっています

さて、
今回の講師も若き情熱に溢れる
整形外科O先生!

研修医は1年目と2年目を合わせて
4名の先生が参加しました

先ずはギプスより簡易な
添木固定のシーネから
 ※ギプスとシーネの違いについては
  前回の講義の様子のブログ
  『整形外科の先生によるレクチャー』
  ご参照ください

患部に合わせて固定したい場所の大きさを
定規のようなシート(大きさ見本)で測って準備し、

シーネは水に浸すことによって化学反応で硬化するので
バケツの水に浸した後、 水気をよく取り

固定する時は関節の位置などにも注意しながら
シーネを当てて

包帯を巻いていきます

足の場合も一緒。

サイズを測って

水に浸した後、タオルでシーネを覆って
二人でねじって絞り

2人で同じ方向にねじっても絞れないからね~
さっき息の合わない2人が同じ方向にねじってた(笑)

そして包帯を巻く。

続いてギプス固定

こちらの材料は包帯状になっているけれど
水に浸して巻き終えると
あっという間にカチコチに固まります


なされるがままのM先生。
絶賛左足固定中!!

『やっぱ陸上の短距離とかやってた人の
 ふくらはぎって凄いよね~~~』
とか言われながら、やたらと色々な人に
指でふくらはぎを突かれていた(笑)

あっという間にカチコチに固まったギプス。

今度はみんなにギプスの上から拳でど突かれてる(笑笑)

当然振動は来るけど全く痛くないらしい
凄いよね~

ギプスが固まったところで
早々にギプスカッターで切っていきます
(刃物というより、摩擦や振動で切っていきます)

それでもみんなおっかなびっくり
ギプスが切れる感触を体で覚えていきます

切られる方のM先生もちょっと緊張~~

『熱っつ~~』(ごく稀に摩擦熱が伝わる)
こんな時のために肌とギプスの間に
定規や指を入れてカバーするコツもあるとか。

全て綺麗に外すことができたら
今回のレクチャーも無事に終了!!

整形外科のO先生から、
『体で覚える手技だから
 次回以降も何度でも参加してね』 と
言ってもらいました

今回も整形外科の先生方に
大変お世話になりました

次回もどうぞよろしくお願いいたします
ありがとうございました!!!


それぞれ自分の体を固定した材料を手にポーズ♪♪

臨床研修事務担当 N

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