医療法人明和病院

医療機能評価機構認定病院、臨床研修指定病院、兵庫県がん診療準拠点病院

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明和病院 ブログ

救急車同乗研修

2020年11月16日

冷え込んでいた朝、
ニュースを見ていたら、
北日本の日本海側で雪が降っていました(寒っ~~)

明和病院がある西宮市の海沿いは
気候が温暖で雪が降ることは年に1回あるか無いか

寒さに慣れていないので体に堪えます

さて、一段と冷え込んできたこの時期に
今年も救急車同乗研修が行われました

明和病院では、毎年1年目の研修医が
西宮市消防局の鳴尾消防署に
救急車同乗研修でお世話になります

朝から夕方までの限られた時間ですが
1日に1人ずつ鳴尾消防署にお邪魔させていただき、
交代で出動する2台の救急車に同乗させていただきます

そして、患者さんが病院に搬送されてくるまでの過程を
身をもって体験してきます

そこで見えてくる救急車要請の実態や、
救急隊員さんたちの日々の苦労、
そして普段はゆっくりお話しすることが少ない
救急隊員さんたちとのコミュニケーション

そこから学べることは沢山あるに違いない
そう思って始めたこの研修も
今年で5年目を迎えました

せっかくなので、明和病院に搬送されてきたタイミングを
キャッチして、ブログ用の写真を撮ろうと思いましたが
こればかりは、いつやって来るのか見当もつきません

いざ構えて待っているとなかなか来ないものです。。。

待つ・・・待つ・・・
来ない・・・

救急車のサイレン!!
ERに走る!!
鳴尾消防からじゃなかった(泣)

再びサイレン!!
再びERに走る!!
・・・また違った(泣)

全然捕まらない

なので、ER当番の研修医と事務員さんに事情を話して
網を張ってみました

私『鳴尾消防署から搬送要請があったら
  電話もらえる~??』

そしてとうとうERから連絡が入りました!

ER『鳴尾消防さん、1分で来ます!!』

急いでERに向かうと、それを追いかけるように
救急車のサイレンが近づいてきます!

ERに着くと、丁度救急車がERの搬入口に到着したところでした

確か今日はM先生が同乗しているはず・・・

おや??どこだ・・・?

いました!!
装備が完全に救急隊員さんなので
ぱっと見、分からなかった

搬送する側と受け入れる側の両方に
明和病院のスタッフがいるのも不思議な感じですが
同時に、兵庫医大病院の救命センターや
西宮協立脳神経外科病院に研修に赴いている研修医もいることから
搬送した先々で同期の研修医に出くわすことは
珍しくないそうです

そしてERへの引継ぎを終えると、
嵐のように去ってゆきました(この間、たったの数分)

彼らは急いで消防署に戻り、改めて装備を整え、
いつでもまた出動できるよう次の搬送要請に備えます

たった1日の短い研修ですが

人の命を救うという同じ目標を持った医師と救急隊、
同じ一連の流れの上にありながら
意外とお互いを知らないものです

この研修を機会に、
お互いの考えや思い、苦労を知ることによって
相互の理解が深めることができればいいな

そう思っています


臨床研修事務担当 M

※臨床研修医の採用情報
  https://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
  ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
  特に見学したい内容、などを明記の上、
  人事勤労課
   村上(弘)murakami.h@meiwa-hospital.com
 までご連絡ください。

予防接種

2020年11月12日

数日前・・・
某製薬会社が
「開発中の新型コロナウイルスワクチンの臨床試験について、
 〝90%を超える予防効果がある”」
とする暫定的な結果を発表したところ、
アメリカの大統領選が終わっても大して影響しなかった株価が
全世界で一気に上昇しました

ワクチン開発の動向が
世界に対していかに大きな影響を及ぼすかの
代表的な例と言って良いでしょう

さて、所変わって西宮の明和病院の中央処置室

ようやく職員に対するインフルエンザワクチン接種も始まり、
研修医たちも交代でワクチン接種を手伝っています

果たして、今日の当番は~~~~!??

M先生、君か!!!

そのM先生、相手が私だと見るなり

M『今年のワクチンは痛いらしいですよ~~』

私〝・・・・・何の予防線やねん”

そこに丁度ワクチン接種を受けるために現れた内科の先生に、

私『ワクチン接種が痛いのって、ワクチンが原因なんですか!?』

すると先生、こう言った

先生『違うやろ。。。』

私『・・・・・やはり(笑)』

こうして私もM先生にワクチンを打っていただきました


果たしてその結果は・・・・

〝チクッ”として、ワクチンを注入している間は
ほんの少しだけ痛かったけど、
それ以外は全くと言っていいほど痛くなかったです♪♪♪

臨床研修の到達目標
 -基本的手技
  -注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保、中心静脈確保)を実施できる

大変よくできました🌸🌸🌸🌸🌸


臨床研修事務担当 M

※臨床研修医の採用情報
  https://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
  ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
  特に見学したい内容、などを明記の上、
  人事勤労課
   村上(弘)murakami.h@meiwa-hospital.com
 までご連絡ください。

内科の専門研修プログラムができました

2020年11月4日

臨床研修には、初期研修と後期研修というものがあります

このブログでは今まで初期研修についてお話してきましたが、
今回は初めて後期研修についてお話しします

明和病院は、幅広い施設認定を受けて
卒後2年間の初期研修を終えた医師に対して
専門医資格取得に向けて
更に3~5年間の専門医研修プログラムによる研修を行ってきました

しかし、従来の専門医制度は、
各学会が“独自で運用する”認定プログラムを修了することで
専門医資格を取得することができたため、
各領域間で統一性が十分ではなく、
専門医の質が一定ではないという指摘がありました

こうして2018年4月から日本専門医機構を中心とした
「新専門医制度」がスタートし
専門医を目指す医師は「専門医研修プログラム」に登録し、
研修中の医師を「専攻医」と呼ぶようになりました

さて、この「専門研修プログラム」
「内科領域」で明和病院も基準を満たすことが分かり
昨年秋からコツコツと準備を重ね
今年の春に新規プログラムとして申請した結果、
先日ようやく
『明和病院内科専門研修プログラム』が承認され
来年(2021年)4月からスタートすることになりました!
 ※詳しくは、新専門医制度  専攻医募集要領 をご参照ください

しかし、今年の明和病院の2年目の研修医の中には
内科を志望している研修医がいないため
残念ながら内部進学(という表現が正しいか?)する
研修医がいません(苦労してプログラム作ったのに・・・泣)

明和病院に若い先生方が加わり
活気を持たせるためにも
プログラムの知名度を上げて頑張らなければなりません

今後は、明和病院の専門研修プログラムに進んで
明和病院に残って研修する(働く)方が
多く生まれてくることを期待しています

それには何より、
3年目以降も『明和病院に残って研修を続けたい』と
思っていただけるよう私たちも頑張らなければならないと思っています

生まれたばかりの『明和病院 内科専門研修プログラム』
これからしっかりと育ててゆきたいと思っています


 臨床研修事務担当N

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  https://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
  ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
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   村上(弘)murakami.h@meiwa-hospital.com
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