医療法人明和病院

医療機能評価機構認定病院、臨床研修指定病院、兵庫県がん診療準拠点病院

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明和病院 ブログ

今年もやっぱりぎこちない?

2020年5月27日

4月から新たに入職した職員は、
入職時の健康診断で抗体検査を実施します

ん??
この時期の抗体検査と言えば
『新型コロナの抗体検査か!??』と思った人
残念、違います。

病院で働く医療従事者は、病気をうつされてしまうリスクも高く、
また、病気にかかってしまったら、他の患者さんに
病気をうつしてしまいかねません

そういった意味では新型コロナも同様ですが
現時点で一般に広く新型コロナの抗体検査の体制は整っていませんし、
第一、新型コロナの抗体が無いとわかっても
ワクチンがこの世に存在しない。。。

明和病院では、新しく入職した全ての職員を対象に
『麻疹』『風疹』『ムンプス』『水痘』『帯状疱疹』の抗体を調べ、
更に血液暴露(感染)の可能性がある医療従事者は『B型肝炎』の抗体も調べます

そして抗体が十分ついていない人には
続けて予防接種をすることになります

私も幼いころに予防接種をした一人ですが
意外と今でも抗体が残っているものです

さて、以前に予防接種をしたことがあっても
残念ながら抗体がつかなかった人(体質によります)や抗体が下がってしまった人に
予防接種を2日間に分けて実施しました

そこで登場したのは
我らが誇る1年目の研修医6名!!
研修医だって医師免許を持った立派なお医者さんですー!

職員のワクチン接種と
研修医の実技訓練とを兼ねて
実施しました

問診表を確認して
ワクチンをシリンジに吸い上げます

ここからしてまだ経験の浅い1年目研修医は
悪戦苦闘しています

お互いにコツを教え合ったり
手順を確認し合っています

目が寄っとる!目が寄っとる!!(笑)

その向こうに一体何が見えているのかな~~
(そんな余裕、あるわけ無いな)

ワクチンの吸い上げができたら
いよいよ接種していきます

この段階で待合室で待機していた職員に
ワクチンを打ってくれるのが
1年目の研修医であることが告げられます!!

その上、これがまた準備に手間取っているから
なお一層ハラハラドキドキが募ります(笑)

マニュアル通りのやり取りが始まる

研修医『アルコールで消毒しますけど、アルコールでかぶれたりしませんか?』

職員 『大丈夫です』

研修医『チクッとしますねー』

職員 『・・・・・・』(ぼちぼち緊張)

研修医『痺れとか無いですかー?』

職員 『大丈夫です・・・』(なかなか緊張)

研修医『では、薬液注入していきますねー』

職員 『・・・はい』(はよ終わってくれ~~~(多分心の声))



中には研修医が被接種者の場合もあるので
研修医同士でお互いに打つ場合もあります。

この先生、笑っとる~

打ってもらった人に感想を聞いてみたところ、
皆、口を揃えて『思ったより全然痛くなかった!』
とのこと。

これは忖度か!??
いやいや、ぎこちなかったのは間違いないが
上手にできていたことは間違いなさそうです

因みに、翌日も実施していたので
改めて覗きに行ってみたところ・・・

なんと昨日より飛躍的に手際良くなっていた!!
立ち居振る舞いを見ているだけで安心感(^^♪

こうしてみんな少しずつ着実に成長していくんだな


臨床研修事務担当 M

※臨床研修医の採用情報
  https://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
  ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
  特に見学したい内容、などを明記の上、
  人事・人材開発室
   村上(弘)murakami.h@meiwa-hospital.com

 までご連絡ください

医学生の病院見学受け入れを再開します

2020年5月21日

新型コロナの影響により中断していた
医学生さん向けの病院見学の受け入れを再開します

思い起こせば3月の下旬に中断して以来、
約2ヵ月ぶりの再開です

その間、各社主催のフェアも軒並み中止となり、
新年度に入って病院見学を考えていた医学生さんにとっては
大きな打撃となってしまったことでしょう

病院見学は1日1名(又は、お友達と一緒の1組)に限り
先着順で受付いたします
これは、見学にお越しいただく学生さん
一人一人としっかり向き合って対応させていただきたいという思いから
以前より実施していましたが
今回は感染予防の意味も含めて対応をさせていただきます

緊急事態宣言解除と言っても
まだまだ油断するわけにはいきません

各大学の病院実習のスケジュールにも
大きな影響が出ているようで
見学の日程を組みにくい医学生さんもおられるかと思いますが
この難局を一緒に頑張って乗り切っていきましょう

見学希望の医学生さんからのご連絡を
心よりお待ちいたしております


 臨床研修事務担当M

※臨床研修医の採用情報
  https://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
  ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
  特に見学したい内容、などを明記の上、
  人事・人材開発室
   村上(弘)murakami.h@meiwa-hospital.com
 までご連絡ください。

来年度の募集定員が決まる

2020年5月8日

初期研修医のプログラムを持ち
採用を行っている病院の募集定員というのは
採用したい人数を際限なく募集できるわけではありません

昨年度までは、国から各都道府県に割り振られた定員を
厚生労働省が機械的に振り分けた後、
別途各都道府県に裁量が与えられている募集定員枠を
地域の事情や実績を鑑みて少しずつ追加配分されてきました

この数式に当てはめると、
昨年度の明和病院は、
 5名(国からの配分人数)+1名(兵庫県の調整枠)で
 合計6名の定員をいただいていました。

なので、一見6名に見える定員枠の内の1名は、
指導医の先生方がコツコツと指導してくださり
病院見学に来てくれた学生さんにも親身な対応を心掛け
明和病院を目指してくれる学生さんが少しずつ増えてきた結果を
兵庫県が評価してくれた結果だと思ってきました

それが何と。。。。。

今年から法改正があり
募集定員の配分とその方法に至るまで
厚生労働省から各都道府県に委ねられました

その結果、
当初予定していた募集定員枠6名から1名減員となり
『5名』と通知が兵庫県から届きました

一体なぜ・・・

兵庫県から届いた通知には、募集定員を振り分けた基本方針と
調整減加算した方法が記されていました

大きく2つ
① 直近3年間の受入実績が、定員に満たなかった年があると
  「募集定員を1名減算」
  → 明和病院はこれには当てはまりません
    反対に募集定員以上の学生さんが
    明和病院を目指してくれています

② 「兵庫県医師確保計画」で兵庫県の医師が不足している
  「医師確保対策重点推進圏域」に重点的に定員を配置し、
  医師多数地域と言われる「神戸」「阪神」「東播磨」にある
  募集定員が「6名以上」の病院から、一律「1名減算」

 ・・・これだ。。。

確かに医師の都市部への偏在は兵庫県に限らず
全国的な問題であることは周知の事実です

しかし、定員6名以上の病院の定員を『一律1名減算』って。

明和病院は元々6名なので1名減算。
数十人規模の募集定員の病院も1名減算。

試しに減算対象圏域の研修病院に問い合わせてみたところ
軒並み『1名減算』、
我々と同規模の定員が1桁(6名以上)の病院からは
悲鳴が上がっていました

なんだかなぁ、、、、

その昔、募集定員4名の時代から
病院一丸となってコツコツと努力して
5名、そして今年度ようやく6名へとこぎつけただけに
やるせなさがこみ上げてきます

今年もすでに多くの医学生さんが
明和病院を目指してくれています

しかしその門戸は更に狭き門となってしまいました

新型コロナが収束していない現在、
病院見学も中断しており
学生さんたちにもご迷惑をおかけしてしまっていますが
今年の夏のマッチングに向けて
気持ちをしっかり持って目指していただきたいと思います

私たちも学生さん一人一人としっかり向き合い
全力で対応させていただきます


 臨床研修事務担当M(+前任担当者 N)

※臨床研修医の採用情報
  https://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
  ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
  特に見学したい内容、などを明記の上、
  人事・人材開発室
   村上(弘)murakami.h@meiwa-hospital.com
 までご連絡ください。