来年度の募集定員が決まる
2020年5月8日
初期研修医のプログラムを持ち
採用を行っている病院の募集定員というのは
採用したい人数を際限なく募集できるわけではありません
昨年度までは、国から各都道府県に割り振られた定員を
厚生労働省が機械的に振り分けた後、
別途各都道府県に裁量が与えられている募集定員枠を
地域の事情や実績を鑑みて少しずつ追加配分されてきました
この数式に当てはめると、
昨年度の明和病院は、
5名(国からの配分人数)+1名(兵庫県の調整枠)で
合計6名の定員をいただいていました。
なので、一見6名に見える定員枠の内の1名は、
指導医の先生方がコツコツと指導してくださり
病院見学に来てくれた学生さんにも親身な対応を心掛け
明和病院を目指してくれる学生さんが少しずつ増えてきた結果を
兵庫県が評価してくれた結果だと思ってきました
それが何と。。。。。
今年から法改正があり
募集定員の配分とその方法に至るまで
厚生労働省から各都道府県に委ねられました
その結果、
当初予定していた募集定員枠6名から1名減員となり
『5名』と通知が兵庫県から届きました
一体なぜ・・・
兵庫県から届いた通知には、募集定員を振り分けた基本方針と
調整減加算した方法が記されていました
大きく2つ
① 直近3年間の受入実績が、定員に満たなかった年があると
「募集定員を1名減算」
→ 明和病院はこれには当てはまりません
反対に募集定員以上の学生さんが
明和病院を目指してくれています
② 「兵庫県医師確保計画」で兵庫県の医師が不足している
「医師確保対策重点推進圏域」に重点的に定員を配置し、
医師多数地域と言われる「神戸」「阪神」「東播磨」にある
募集定員が「6名以上」の病院から、一律「1名減算」
・・・これだ。。。
確かに医師の都市部への偏在は兵庫県に限らず
全国的な問題であることは周知の事実です
しかし、定員6名以上の病院の定員を『一律1名減算』って。
明和病院は元々6名なので1名減算。
数十人規模の募集定員の病院も1名減算。
試しに減算対象圏域の研修病院に問い合わせてみたところ
軒並み『1名減算』、
我々と同規模の定員が1桁(6名以上)の病院からは
悲鳴が上がっていました
なんだかなぁ、、、、
その昔、募集定員4名の時代から
病院一丸となってコツコツと努力して
5名、そして今年度ようやく6名へとこぎつけただけに
やるせなさがこみ上げてきます
今年もすでに多くの医学生さんが
明和病院を目指してくれています
しかしその門戸は更に狭き門となってしまいました
新型コロナが収束していない現在、
病院見学も中断しており
学生さんたちにもご迷惑をおかけしてしまっていますが
今年の夏のマッチングに向けて
気持ちをしっかり持って目指していただきたいと思います
私たちも学生さん一人一人としっかり向き合い
全力で対応させていただきます
臨床研修事務担当M(+前任担当者 N)
※臨床研修医の採用情報
https://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/
※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
特に見学したい内容、などを明記の上、
人事・人材開発室
村上(弘)murakami.h@meiwa-hospital.com
までご連絡ください。