医療法人明和病院

医療機能評価機構認定病院、臨床研修指定病院、兵庫県がん診療準拠点病院

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明和病院 ブログ

基本的臨床能力評価試験

2023年1月24日

日本医療教育プログラム推進機構(JAMEP)が主催する
「基本的臨床能力評価試験」というものがあります

この試験は、研修医の
臨床能力の実力を知ることを目的とすることはもちろん
研修医のスキルアップや
研修プログラムそのものを改善することにも
役立てることができます

明和病院では、毎年1年目の研修医にこの試験を課していて
全員揃って試験を受けました

数年前まではマークシート方式でしたが、
現在は完全にCBT方式(Computer Based Testing)方式となっていて
全てWEB上で実施されています

今や臨床の現場で忙しく働く彼等も
医師国家試験以来、1年振りの試験です

ただ、今の彼等には、
学生の時と違ってこの1年間、
臨床の現場で培ってきた経験があります

さて、今年はどんな結果が出るでしょう


臨床研修センター N


※臨床研修医の採用情報
  https://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
  ご希望の学生さんは、
  採用情報ページのお問い合わせフォーム
 https://www.meiwa-hospital.com/contact-recruit-resident/
 に、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
  特に見学したい内容などを明記の上
  お申し込みください

夢を追うことができるということ

2023年1月17日

神戸市灘区
阪神電車の各駅停車しか停まらない小さな駅、
改札を出て歩くこと数分
静かな路地の奥に一軒の小さな居酒屋がある
このお店、去年の暮れに30周年を迎えたそうだ

人生の大先輩であるお店のご主人と
最近では身の上話に花が咲くこともあるけれど

それでも今まで遠巻きにして
話題に乗らなかった話があった

その日は他のお客さんもいなかったので
思い切って話を振ってみた

私『マスター』

マ『ん~?』

私『震災の時って、どうしてたん?』

マ『あの時かぁ。。。』


今からちょうど28年前の今日、
淡路島北部の明石海峡を震源として、マグニチュード7.3の地震が発生し
6,000人以上の尊い命が失われた

この地震で命を失った人もいるが
心に傷を負った人たちはその何倍、何十倍もいたに違いない

そしてその傷は、
今を笑顔で生きることができるようになった人の心にさえ
深い傷として残っている


数年前、研修医たちに当時の話を聞くと
その中の一人が、自身の記憶はないけれど、
地震の瞬間に自分の上に親が覆いかぶさって
かばってくれたと聞いたことがある
と、話してくれたことがあった

今の研修医のほとんどは震災後に生まれているが
そんな中、社会人経験のある1年目のF先生は
既に小学校低学年であったことを思い出し
当時の記憶があるか聞いてみると

F先生『気が付くと、母親が私の上に覆いかぶさっていました』

そうやって大切にされ生き延びた彼らが
今、医師となって人の助けになろうとしている

亡くなられて、自らの夢を
追うことができなくなってしまった人たちの分も
彼等には精一杯生きて、
人の命を助ける職業に邁進して欲しいと思います


災害で失われた多くの御霊が安らかに眠らんことを。。。


臨床研修 事務担当 N

※臨床研修医の採用情報
 http://www.meiwa-hospital.com/recruit/resident/

※明和病院では医学生さんの病院見学を随時受け付けています。
 ご希望の学生さんは、所属大学、学年、氏名、希望の見学候補日、
 特に見学したい内容、などを明記の上、
 t.nakayasu@meiwa-hospital.com (総務勤労課 中安)
 までご連絡ください。