医療法人明和病院
医療機能評価機構認定病院、臨床研修指定病院、兵庫県がん診療準拠点病院

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第13回明和病院 ICLS講習会

第13回明和病院 ICLS講習会

2017年12月27日

病院内でICLS講習会があり、参加しました。

インストラクターの方はおそろいのユニフォームで一目見るだけでとてもかっこよくみえました。

講習会が始まり、まずは心肺蘇生ブースからです。心臓マッサージは100~120回/分、5cm程度の深さ・・・(ハァハァ…)。
2分間続けるだけで息は上がり筋肉痛になるくらいすごく体力を使いました。
実際の現場で一つの命を救命するには、一生懸命一人で頑張り続けるのではなく、質の良さを重視して交代しながら心臓マッサージを続け、協力していくことが重要であると身をもって実感しました。


続いて、気道管理のブースへ移動。BVM(バックバルブマスク)の使い方や気管挿管などについて学びました。
病棟で経験したりすることが少ないので今回再度確認できてよかったです。疑問点もインストラクターの方が丁寧に教えて下さいました。


次のブースではモニター、電気ショックについてでした。
除細動器は、普段は医師が施行するものであり看護師が施行することはありません。今回は使用方法について学び、実際に使用してみることで安全の確保について体感できました。急変の場合、現場のスタッフが全員平常心でいることが望ましいですがなかなか難しいことであり、その中で一生懸命になりすぎるがゆえに自己の身の安全まで考えが行き届かないこともあると思います。使用方法、安全確認方法について習得できたことで、今後現場で実際に使用する機会があったときは率先して安全確認を声に出していきたいと思います。

 

最後にチームに分かれ、シナリオに沿ってチーム蘇生を実践しました。
ここまでに習得した技術を展開させ、患者の状態に合わせてメンバーで協力しながら蘇生をしていくというものでした。
1回目の実践。「むずかしい、こんなんじゃ蘇生できない。自分たちの身も危険。」インストラクターの方々に助言をいただき何度もさまざまな場面で実践しました。回数を重ねるごとにチームの協力体制はよくなり、声が出始め、リーダー頼りではなくメンバーシップがみられるようになりました。

講習の始まりではみんな拙い技術や未熟な知識しかなく、また初対面の人も多くチーム力もありませんでしたが、数時間の講習で知識や技術は実践レベルとなり、チームの結束は強くなりました。

 

今回の講習のために集まってくださったインストラクターの方々に感謝するとともに、同年代の方がインストラクターとして活躍していることがとてもかっこよくみえました。私も今回の講習で終わりにせず、身につけたことを忘れないよう定期的に復習していきICLSのスキルを磨いていきたいと思いました。

東館3階 F.M