フィジカルアセスメント研修を行いました
2016年9月8日
毎年8月に主任会主催で実施しているフィジカルアセスメント研修!
対象はラダーレベルがノバイス(卒後1年目)の看護師です。
研修の目的は“患者から緊急性の有無を判断し必要とされる看護ケアにつなげる”事です。
昨年度まで呼吸器系、消化器系と2日に分けて行っていましたが今年は1日に凝縮して実施しました。
オリエンテーションに続き担当主任の自己紹介があり、いよいよスタート!
講義ではS主任のテンポの良い話術でノバイスの皆は一気に話に引き込まれていました。
講義後は4つのブースに分かれての研修です。
【解剖ブース】
2人1組となり、透明のナイロン袋をかぶりお互いに呼吸器&消化器の解剖を書いていきます。
気管支の分岐や肺の肺葉、区域別、また口から肛門までの解剖などお互いに話し合いながら(本も見ながら)
何とか完成!これけっこう難しいんです。
【問診ブース】
ここでは教科書的な事よりも、実践で使える問診テクニックを学べるように、
実際の事例を用いて問診のトレーニングを行いました。
主任1人にノバイス4~5名がグループとなり、どのような問診が効果的かを考えながらお互いに
問診し合いました。
知りたい情報を意図的に聞き出すってホントに大変。
【聴診ブース】
フィジカルアセスメントモデルの“フィジコ”を使用し、聴診器で肺の副雑音を数種類聴き比べたあと、
質問形式で「これは何の音?」と何度も繰り返し聴きます。
最初は判断に迷った音も最後には聴き分けることができるようになっていました。さすが…
【フィジカルイグザミネーション】
男性主任2人が生身の身体をはって(うち1人はしまりのない身体でごめんなさい!悲)、
視診・触診・打診など思う存分イグザミネーションをしてもらいました。
朝から夕方までみっちりとフィジカルアセスメントに没頭したノバイスのみんなからは、最後のまとめで
こんな意見がきかれました。
・今まで自信のなかった部分が今回の研修で根拠とアセスメント方法が良く理解できて
少し自信がついた
・知らなかった知識を学べ、また問診の時の質問の広げかたを学べた
・改めて基礎を勉強して、さらに理解を深めた
・身体をはって教えて頂いたので、理解しやすかった・・・etc
主任達は(ノバイスも)クタクタでしたが、ノバイスの皆がこの学びをどんどんベッドサイドで
活用してくれることを期待しています。
主任会 文責S・T
担当の主任さん方、朝早くから準備、そして一日中しゃべり続けで…のどカラカラでしたよね。
ノバイスの皆は目をキラキラさせて必死に(ときどき爆笑)取り組んでましたよ。
これ、忘れないうちにどんどん実践してくださいね!
看護部長室 T・K